介護をしていると、病院に連れて行ったりなんやかやの雑用があったりで、一日ほとんど自分の用事ができないことがあります。それが何日も続くと、ブログの更新もずっとできないわけです。
さて、今回のテーマは「近ごろ物忘れがひどい。もしかして認知症かな?」と思ったときにすべきことです。
認知症かなと思ったら物忘れ外来に行きましょう
家族が気づくには
とはいうものの、たいていの人は自分が認知症であることを認めたがりません。
多くの場合は家族がちょっとおかしいなと感じて、本人の認知症を疑うということになるのでしょう。
そこで、「公益社団法人認知症の人と家族の会」が会員の経験をもとにして作成した早期発見のめやすをご紹介します。
医師や専門家が使う診断基準ではありませんが、暮らしの中でのめやすにはなると思います。ひとつまたはいくつか思い当たることがあれば、専門家に相談してみるとよいでしょう。
認知症も早期発見がなによりも大事です。早く発見すればそれだけ進行を遅らせることもできますし、治すことも可能だという話もあります。
なお、家族が病院に連れていこうとしても、抵抗されることが多いですね。年を取ったから物忘れは当然だというわけです。
特に「認知症の検査」に行こうといっても、なかなか応じてもらえません。そんなときは、各地にある「物忘れ外来」に行って相談しようというと案外同意してもらえます。わたくしの母もそうでした。
*「公益社団法人認知症の人と家族の会」のホームページはこちらです。
*「物忘れ外来一覧」はこちら。
認知症早期発見のめやす(公益社団法人認知症の人と家族の会作成)
●もの忘れがひどい
□1 今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
□2 同じことを何度も言う・問う・する
□3 しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
□4 財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
●判断・理解力が衰える
□5 料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
□6 新しいことが覚えられない
□7 話のつじつまが合わない
□8 テレビ番組の内容が理解できなくなった
●時間・場所がわからない
□9 約束の日時や場所を間違えるようになった
□10 慣れた道でも迷うことがある
●人柄が変わる
□11 些細なことで怒りっぽくなった
□12 周りへの気づかいがなくなり頑固になった
□13 自分の失敗を人のせいにする
□14 「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
●不安感が強い
□15 ひとりになると怖がったり寂しがったりする
□16 外出時、持ち物を何度も確かめる
□17 「頭が変になった」と本人が訴える
●意欲がなくなる
□18 下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
□19 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
□20 ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる
自分で気づくには
自分で認知症のチェックをしたいという勇敢な人にはこんなサイトがあります。
自分でも疑わしいと思ったら、やはり物忘れ外来や認知症専門病院で受診されることをおすすめします。