その昔(昭和30年代です)
貸本マンガというものがありました
今のレンタルCDやDVDみたいなものです
レンタルコミックも復活しているようですね
貸本マンガ作家には
楳図かずお、小島剛夕、さいとう・たかを、佐藤まさあき
白土三平、滝田ゆう、辰巳ヨシヒロ、つげ義春、永島慎二
水木しげる、モンキー・パンチ、水島新司、山上たつひこ
横山光輝、桑田次郎など
その後人気作家や大家と呼ばれるようになった人が大勢います
しかし 貸本マンガは低俗と見られることが多く
日陰の存在であったように思います
現在の国家も認めるコミック大国は
当時は想像することもできませんでした
今回は ワタクシ的コミックベスト5をご紹介します
他にも好きな作品や印象に残ったものはたくさんありますが
とりあえず強力な5点のみ。。
【風の谷のナウシカ】(1982-1994)
全7巻
アニメ映画はコミック2巻めの途中までを描いたもの
本当の「ナウシカ」はその後に始まります
【寄生獣】(1988-1995)
宇宙から飛来した生物に寄生された少年の物語
ビジュアル的にどうもという人もあるかと思いますが
読まないと損というほどの傑作です
【神童】(1997-1998)
天才的な少女ピアニストの成長と挫折、再生の物語
『のだめカンタービレ』とはまた違った音楽と人との交歓
こころ震えるラストです
【夕凪の街、桜の国】(2004)
『この世界の片隅に』で広く知られるように
なった作者ですが
この作品も忘れてはなりません
広島で被爆した家族の3代にわたる物語が
ユーモアを交えた静かなタッチで綴られます
謂われなく命や生活を奪われ
後々まで続く病や差別に苦しむ人々の
悲しみが心に深く染み入ります
【ツレがうつになりまして。】(2006)
略称『ツレうつ』
テレビドラマ化、映画化もされた作品
うつ病についての知識を世に広めた功績は大きい
番外【博多っ子純情】
20代のはじめに読みました
学校が福岡だったこともあって
思い入れが強いマンガです