「おかまバー」 とか 「ゲイバー」 とかいうところに
行ったことがありません
そちらの道にはご縁がないということもありますが
なにより お金がかかりそう
というケチな根性で いまだ機会がありません
思い切って行ってみたら
また違った世界が開けるのかも知れないのにね
本のご紹介です
「ゲイ・マネーが英国経済を支える!?」という本をご紹介でします
以前『キンキーブーツ』という映画をご紹介した際
この本について少し触れました → こちら
本の内容と感想です
イギリスの経済界には「ピンクポンド」と呼ばれる
この国の同性愛者-ゲイたちが有する資産の巨大な市場がある
2006年の調査で この金額が600億ポンド(おおよそ18兆円)を
超えたというほど
英国人の平均収入が25千ポンド足らずであるのに比べ
ゲイの収入は34千ポンド以上
日本円に換算して230万円近くも差がある
彼らはそれらをもっぱら使うことに専念する
その内訳は第一に服飾・ファッション費
そして 旅行・舞台やオペラ・外食費など
もはや「ピンクマネー」は英国消費のメインストリートである
1990年に小さなオフィスで ゲイのための保険業を始めた
イヴァン・マッソーは
1999年には50億5000万円と評価される企業に育てた
イギリスの老舗銀行バークレイズは
どこよりも早く「顧客の私生活に触れない」方針で営業を始めた
そしてゲイの人権団体などへの寄付をしている
世界企業IBMも 同性愛者コミュニティへのサポートを
長年積極的に続けている
日本のマスコミからはちっとも伝わってこない
こんな海外文化・経済事情
知らぬはわたくしたちばかり!?
著者の他の本です
著者の入江敦彦さんは、京都市西陣出身のエッセイスト、小説家です。現在はロンドン在住。そのため、イギリスのに関するエッセイのほか、京都に関する著作もたくさんあります。