読んだ本をごく短いコメントをつけてご紹介しています。
評価は、あくまでも個人的な感想であり、取り上げた作品に対する一般的な評価を意識したものではありません。
なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか
コメント:
まずはまえがきでガツンとやられます
「異性はエイリアンと人間くらいの違いがあり、黙っていても信頼関係が築けるといった考えは捨てたほうがよい」
第一章では 永遠に理解できない異性の思考回路について徹底的に解説
男は黙っていればわかってくれるといった甘い期待はお捨てなさいと、身もフタもないタイトルで期待させてくれます
互いの理解はあきらめなさいと絶望のふちに叩き込んでくれます
続く第二章では結婚についての10の確認事項でさらに暗~い気持ちに
1 すべての結婚は間違いである。若い時のホルモンの過剰分泌によって気がおかしくなって結婚に至るのである
2 結婚とは、世の中から争いごとをなくすための社会的試練である
ー 中略 ー
6 再婚しても同じ苦労をするだけなので離婚は最終手段と考える
結婚生活をできるだけ円滑に送るための対策もあげてありますが、「妻の話は「聞いている」という演技が大事」、「ホストになりきる」、「アラが見えても何も言わない」など結構負担に感じる男性もいそう
さらには定年後の家庭内マネジメントについて、「「定年後は、妻とのんびり過ごす」は男の理想に過ぎない」、「温泉旅行は夢見るな」など、なかなかに厳しい言葉が続きます
しかし 最終章でせめてもの救いを提案してくれました
それは 自分革命としての「おばちゃん化」
「おばちゃん化」とはなにか知りたい人は本書を読んでください
感動的ですらあります
分かりあえないから文学にもなりうるのです
すれ違いこそが永遠のテーマ
じゃないとおもしろくありません
【評価一覧】
★★★★★ 超オススメ・・読んだらきっといいことがあります
★★★★☆ オススメ・・自信をもっておすすめします
★★★☆☆ 興味があれば・・興味がある人にはオススメ
★★☆☆☆ 時間があれば・・ヒマを持てあましている人にはいいかも
★☆☆☆☆ 読まなくてもいいかな・・難アリなので全部は読まなくてもいいです
☆☆☆☆☆ クソ本・・読む価値なし。多分ご紹介しない