読んだ本をごく短いコメントをつけてご紹介しています。評価は、あくまでも個人的な感想であり、取り上げた作品に対する一般的な評価を意識したものではありません。
蛍川
著者:宮本輝
評価:★★★★☆ オススメ
コメント:
宮本輝の芥川賞受賞作。
蛍の光の描写が美しい、淡い恋の物語かと思っていましたが違いました。
二つの死と主人公の性の目ざめ、淡い恋から確かな愛へ、そして生きることへの渇望にも似た思い。主人公の成長と生きる力が、物語の最後の蛍の大群に象徴されているのでしょう。
生と死と性が宮本輝の小説のテーマであることが、最初から示されていたのです。
【評価一覧】
★★★★★ 超オススメ・・読んだらきっといいことがあります
★★★★☆ オススメ・・自信をもっておすすめします
★★★☆☆ 興味があれば・・興味がある人にはオススメ
★★☆☆☆ 時間があれば・・ヒマを持てあましている人にはいいかも
★☆☆☆☆ 読まなくてもいいかな・・難アリなので全部は読まなくてもいいです
☆☆☆☆☆ クソ本・・読む価値なし。多分ご紹介しない