わたくし ムカシはいっぱしの理系少年でした
最初は宇宙少年
次は昆虫少年
高校のはじめまで本気で生物学者に
なろうと思っておりました
大人の事情で酒屋のオヤジなんぞになりましたが
ココロは理系少年のままです
本のご紹介です
今回は『理系の子』という本をご紹介します
サブタイトルは「高校生科学オリンピックの青春」
日本版が出版された当時話題になりましたが
大冊にしてその重さに読む気になれず
文庫化されたのを機に読んで見て
・・・面白かったですねー
本の内容と感想です
アメリカの科学オリンピック
インテル国際学生サイエンスフェアで
賞を争う高校生たちの物語です
賞金総額は4百万ドル以上
同フェアに出場権を得た子供たちの
それぞれの背景と研究成果を紹介して行くという
ノンフィクションです
最後に誰が賞を獲得するのかという
ドキドキしながら読み進めることができる構成で
読み飽きることがありません
また 子どもたちもその研究もユニークで刺戟的
たとえば 第1章「核にとり憑かれた少年」
十歳のときに爆弾を製造してみせた少年テイラーは
やがて「核融合炉の製作」をめざした
第3章「わたしがハンセン病に?」
突如ハンセン病と診断された少女BBはめげず
病気を研究し差別意識の一掃に挑んだ
第6章「デュポン社に挑戦した少女」
汚染された水の浄化の研究を始めたケリードラは
企業城下町を敵にまわしてしまうが・・
大部の本であるため 一章ずつしか
読み進められませんでした
読み終えてよかった
受賞者には多額の奨学金が与えられたり
あるいは賞金を起業の資金にあてる者もいたりします
こんなコンテスト 日本にもありましたっけ・・
関連の本です