読んだ本をごく短いコメントをつけてご紹介しています。評価は、あくまでも個人的な感想であり、取り上げた作品に対する一般的な評価を意識したものではありません。
眠れる美女
著者:川端康成
評価:★★★☆☆ 興味があれば
コメント:
川端康成のイヤラしさが十分に発揮された後期の作品。
中学生のころ文学全集で読んで、あまりのイヤラしさにクラクラした記憶があります。イヤラしいので内容は書きません。川端康成は、ほかにもイヤラしいものがたくさんあります。『伊豆の踊子』だって、相手は14歳。いまなら犯罪です(何もしてませんけど。そういえばこの小説でも何もしていない)。このイヤラしさに比肩できるイヤラしい作家は谷崎潤一郎くらい。
あんまりイヤラしいって書いたので、ポルノ小説かと思われるかもしれませんが、まごうことなき文学的名作です。
追記:この小説の主人公は老人ということになっていますが、67歳。いまはこの年齢を老人とはいいません。
【評価一覧】
★★★★★ 超オススメ・・読んだらきっといいことがあります
★★★★☆ オススメ・・自信をもっておすすめします
★★★☆☆ 興味があれば・・興味がある人にはオススメ
★★☆☆☆ 時間があれば・・ヒマを持てあましている人にはいいかも
★☆☆☆☆ 読まなくてもいいかな・・難アリなので全部は読まなくてもいいです
☆☆☆☆☆ クソ本・・読む価値なし。多分ご紹介しない